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エンジニアキャリアを考える上で、ぜひ読んでほしい本3選
「エンジニアのキャリアを考える上で、ぜひ読んでほしい本3選」の記事では、ITエンジニアがスキルアップし、キャリアを戦略的に考えるための3冊の本を紹介しています。
公開日:2024年1月22日
目次
エンジニアのキャリアを考える上で、ぜひ読んでほしい本3選
ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書
CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド
リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
まとめ
エンジニアのキャリアを考える上で、ぜひ読んでほしい本3選
IT分野は日々の技術革新によって、エンジニアに求められる技術は常に変化しています。
トレンドに追いつくためには日頃から学び続けなければなりません。しかし、何をどのように学べば良いのかわからない方も多いはずです。
そこで本記事では、エンジニアのキャリアを考える上でおすすめの本を3冊紹介します。
どの本も新人エンジニアからベテランまで幅広い読者に対応しており、キャリアを戦略的に考えながらスキルアップを目指せる内容なので、 今後のキャリア形成に役立ててみてください。
ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書
まずおすすめしたいのは、 「ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書」です。
タイトル | 「ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書」 |
---|---|
価格(Amazon) | ¥2,508(税込) |
著者 | 平城 寿 |
出版社 | マイナビ出版 |
会社に依存しないマインドセットやフリーランスとしての営業戦略、成功するビジネスモデルの構築方法まで、著者の実体験に基づくITエンジニアのキャリアの築き方について書かれている一冊です。
会社員を経て独立し、最終的には自分のビジネスを経営する方法論を解説するという流れで進んでいるため、会社員の枠に縛られず自由に人生を歩みたいエンジニアの方は特に読んでおくべき内容となっています。
ビジネス書と言うと、堅い文章が数百ページにも渡ってずらずらと並んでいるイメージがあるかもしれません。
しかし、本書はイラストや図解が数多く配置されていて、本を読むのが苦手な方でも読み続けられるよう工夫されています。
また、著者は実際にITエンジニアとして会社員や独立起業を経験しており、求人情報ポータルサイト「@SOHO」の開発者として成功を収めています。
それゆえに、実体験に基づく再現性の高いキャリア形成のノウハウが詰まっている点が本書を読むメリットの一つに挙げられます。
さらに、会社員として働くケース、会社員と並行して副業を行うケース、フリーランスとして独立するケース、そして自らビジネスを経営するケースなど、多様なキャリアに対応した内容を本書は網羅しています。
これにより、読者は多くの選択肢の中から最適なキャリアパスを見つけることが可能です。一冊読み切れば、自分の現状や将来の目標に応じたキャリアを決められるようになるでしょう。
さらに、本の読者限定でオンラインコミュニティーやQ&Aサービスも用意されています。
従来の紙媒体だけの書籍には見られない、継続的な学習と最新情報のアップデートが可能になる点も大きなメリットです。
エンジニアはIT業界の急速な変化に対応しつつ、常に最新のトレンドや技術を身につけることを求められるので、エンジニアの特性にもマッチしています。
オンラインコミュニティーで同じ道を歩む仲間とコミュニケーションを取ったり、本書を読んでいて分からなかった部分を直接著者に質問できる環境は、今後のキャリア形成において非常に心強いサポートとなるでしょう。
会社に縛られないITエンジニアを軸としたキャリア設計の話に興味がある方はぜひご一読ください。
CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド
次におすすめしたいのは、 「CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド」です。
タイトル | 「CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド」 |
---|---|
価格(Amazon/kindle) | ¥3,299(税込) |
著者 | ジョン・ソンメズ |
出版社 | 日経BP |
発売日 | 2018/6/22 |
本書はソフトウェア開発者として成功するために必要な技術に焦点を当てています。プログラミングの選び方や学び方、魅力的な仕事を探す方法、開発者としての必須知識や業務内容、上司や同僚との付き合い方、そしてキャリアの伸ばし方に至るまで、キャリア全体に関するあらゆるアドバイスが得られる一冊です。全部で832ページとかなりボリュームがあり、本書がカバーする内容の幅広さが伺えます。
本書ではソフトウェア開発者を以下の3つのカテゴリーに分類していますが、どのキャリアの開発者にも対応できるよう構成されています。
- 初心者、またはソフトウェア開発について学ぶことに興味を感じ始めたばかりの人
- キャリア形成中の開発者
- 経験を積んだプロフェッショナル
右も左も分からない駆け出しの開発者が読めば、どんなプログラミング言語や技術を学べば良いかが分かるようになります。
責任のある仕事を任され始める中堅開発者が読めば、新しい開発技術の習得方法やチームでのタスク管理の方法、同僚や上司との付き合い方が学べます。
ベテランの域に達しているプロフェッショナルが読めば、これからスタートを切る部下へのアドバイスのための指南書として利用できるでしょう。
このような網羅性の高さが本書を読む最大のメリットと言えます。
何か特定の技術に特化した技術書ではなく「技術そのものの扱い方」について語られているので、初心者からプロフェッショナルまで参考になる内容となっています。
実際にはキャリアを管理して成功する方法論も多く、ソフトウェア開発者以外の職種の方にもおすすめです。
一回読んで終わりではなく、自らのキャリアに行き詰まった時や昇進・転職といったキャリアの節目に読み返してみるとまた新たな発見があるかもしれません。
ページ数が多いので通常のビジネス書よりも値段は張りますが、キャリアの早い段階から本書を一冊持っておけばキャリアのあらゆる場面で役に立つでしょう。
リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
最後におすすめしたいのは、 「リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック」です。
タイトル | リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック |
---|---|
価格(Amazon) | ¥2,640 (税込) |
著者 | Dustin Boswell |
出版社 | オライリージャパン |
発売日 | 2012/6/23 |
プログラミングを行う中で、読みやすく理解しやすいコードを書くためのテクニックが多数紹介されています。本書は先ほどの2冊と異なり、「読みやすいコードを書く」という技術とそのノウハウに特化した内容です。変数の命名規則、コードの構造の改善、効果的にコメントを使用する方法、ロジックの単純化、リファクタリング(出力結果を変えないようにコードの内部構造を整理すること)のテクニックなど、プログラマーが日々のコーディング作業で直面する様々な課題に対する実践的なアドバイスが満載です。
ソフトウェア開発においては一人だけでコードを書く場面は少ないと言えます。
特に仕事としてのソフトウェア開発は自分が把握する以上の開発者が関わることも少なくないでしょう。
必ず複数人で分担して修正を加えながら進めていくのが普通であり、それぞれが自分流でコードを書いていると読みにくさが増してしまいます。
本書では、変数や関数の命名方法を改善してコードの意図を明確に伝える方法を学べるため、開発チーム内で本書を共有すれば統一性の高いコードを書くことが可能になります。
また、効果的なコメントの使用方法が分かれば、他の開発者がコードを迅速に理解し、協力しやすくなります。
処理の内容を端的に表した変数やコメントは、チームワークとプロジェクトを円滑に進めていく上で非常に重要な要素なので、チーム単位で開発を進める場合は読んでおいて損は無いと言えます。
エンジニアはエラーの無いコードが書けるだけでは不十分で、「優れたコード」を書く必要があります。
優れたコードとは、見た瞬間に何をしているかが伝わってくるコードであると著者は語っています。
しかし、普段からコードを読んだり書いたりするエンジニアでも、優れたコードを書ける人はごくわずかです。
そのため、エンジニア初心者はもちろん、ある程度のキャリアを積んだエンジニアでも、自身の書くコードを見つめ直す機会を本書は与えてくれるでしょう。
まとめ
エンジニアのキャリアを積む上で、日々の学習は欠かせません。
本記事で紹介した3冊は、エンジニアとして成長したい方の指針となる本ばかりです。
「ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書」は、副業との両立から独立を経て、ビジネス経営までの実践的なアプローチを学べます。「CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド」は、エンジニアが学ぶべき技術を中心に、初心者からベテランまでのほぼ全ての開発者に対応する内容となっています。
「リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック」は、チームでの効率的な開発を促進するためのコーディング技術が詰まっています。
これらの本は、キャリアパスを戦略的に計画しながら、スキルアップを実現する手助けとなるので、自身のキャリアの状況に合わせて本を選んでみてください。
記事はこれで終了です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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